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終わりましたね…

10連休が。

皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。ヒガシです。

僕は後半熱海〜静岡(初SPACでした)〜京都〜越前〜金沢を周り、ガンガンに経済を回してきました。楽しかったです。
 

 
29日までは家公演企画Vol.3「金星」の本番でしたね。

本当に皆様ありがとうございました。

9ステージ、265名もお客さんが来ました。民家に。

すごいですね。ありがとうございます。
 

 
今回は(今回も)演出/舞監/出演を担当しました。

ほぼ現場を一人で偉そうに回してた感じになりますが、

スタッフ陣も盤石でしたし、

今回はなによりも演出目線で考えることの多い現場だったと思います。

gekidanUとして昨年から取り組んでいる家公演、Vol.3となってますが、

公演規模的にも役者の人数もここまでの規模でがっつり取り組んだのは初めてですし、

僕も他現場入りまくりで役者のみだったVol.1

弔EXPO内での開催でノータッチだったVol.2

って感じでしたので、はじめての取組が多かったように思います。
 
gekidanUとして芝居を作る上で、まずは主宰の遠藤と僕でなにをしたいか、みたいな話をするのですが、

今回に関しては、ザックリこの辺りかなと思っています。
 
●多用しがちなモノローグをできるだけ排除し、ワンシチュエーションの会話劇を作る。

●「いない人について語る」をやりたい。

●「外」の見せ方/繋がりの作り方。

●「家」に囚われすぎず、面白い使い方をする。
 
1番目はどちらかというと脚本の方向性の話で、

脚本の遠藤がわりかし内向的な情念みたいなものを書くのも好きなのですが、

「今回こっちでいこうよ」みたいなところで早い段階から話していました。
 
2番目は僕が言ったことで、

劇場以外の場所、特に「家」という圧倒的具象かつ閉鎖性の高い空間でこれをやると、

言葉の力と役者の力で豊かにできる余地があるではないかと思ってシナリオの検討の際にお願いしました。
 
3番目が特にいろいろと考えた部分で、

上記のように「家」の圧倒的な具象性によって「その外」という空間と隔絶された環境の中で、

より芝居を観ている際の観客の想像の奥行きを広げるためどうその特性を使うか、ということを考えていて、

例えば、家の中に入る先程まで現実で自分たちが存在していて、今は窓に隔てられている「外」に、

突飛な虚構の設定を乗っけてあげることによって、

より想像力や意識を開かれたものにできるのではないかと思っていました。

その中で

「例えば異常気象で雨がずっと降ってるとか」

「でも窓の外見たら実際降ってないのわかるよね…」

「見えないモノ…電波とか…?」

という流れがあり、そこから「金星」のだいたいのストーリーが出来上がってきました。
 
4番目は、9人の会話劇をやると決まった時点で思っていたことで、

家であるからと言って「日常の延長線上の芝居」を作る気持ちは毛頭ありませんでした。

だってあそこに9人で会話するのもう不自然だし、観客にとっても「人の家で芝居観る」って完全に非日常だし、

この環境で成立する「劇」をきちんと作って初めて本当に「家」を感じて、

この芝居が存在する意味ができると思っていました。
 
観客にも「お芝居を観に来たんだ」と身構えさせる必要を感じていて、

今回そこに大きく貢献したのがgekidanUが誇る電気工事士&照明、電気マグロの明かりで、

この辺りは彼本人がこちらのブログで書いているので読んでください。
 

 
他にも壁に黒板塗料を塗ってチョークで字をかけるようにしたり

美術よりぐちに「3階の窓から降りてきたい!はしごとかじゃないやつで!」と無邪気に頼み実現してくれた、

タイムマシーンの機構など、「家」というイメージを崩しにかかりました。
 
  
 
ただどれだけ崩そうが、ハードは完全に見るからに「家」なので、

その違和感は面白みに変わっていくと思っており、その中で役者がリアルに生の会話をしてくれれば、

それは相当観客の頭をゆらゆらさせることができるのではないかなと思っていました。
 
役者陣は本当にその役割を完璧に果たしてくれました。

僕は比較的性格の悪い演出の仕方をする自覚があるのですが、

皆様全力でついてきていただけました。

一人一人へのコメントは下記のツイートのツリーにまとめてあるのでよろしければどうぞ。
   
結果としては、本当にたくさんの素敵な反響をいただける公演となり、

動員としても野外公演も含めて単独公演としては最多となりました。

演出としても大きく成長できた公演でした。
 
本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

今後ともがんばります。
 
今後のヒガシですが、来週、来月と1本ずつ舞台監督、

来月下旬に客演、7月末から弔EXPO、9月にも一本決定済ということで、

ありがたいことにいろいろとあります。

できる限り豊かに生き、観る人関わる人を豊かにできるような人になっていきたいです。

引き続き、よろしくお願いいたします。