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お久しぶりです。gekidanU遠藤です。

少しづつ過ごしやすい気温になってきましたね。

 

だいぶ、お久しぶりの投稿になってしまいましたが、

改めて弔EXPO今年もありがとうございました!

gekidanUスタッフ陣がそれぞれ振り返りを手記として残してますので是非そちらもご覧ください。

 

弔EXPO。今年で何年目の…という話は毎回させていただきますが、

もう何年目になるのか、正直指を折って数えないと私も忘れています。

それくらい、血が通ったものになっているということです。

 

以前も南千住での野外劇についての投稿を何度か書かせていただいておりますが、

今年の夏はたくさんの方が南千住という街に足を運んでいただきましたので、

改めて、今の気持ちで、ここで話させてもらえたらと思います。(うちの優秀なスタッフが毎回専門的で面白い手記を書いているのに、主宰は毎回こんなんで申し訳ないです。笑)

 

gekidanU結成1年目。

今のヒガシ、よりぐち、電気マグロ、明日歌とはまだ出会っていない。

8年前僕らはやはり南千住にいました。

旗揚げ公演を小劇場で行った僕らには残ったお金はほとんどなく、

ほぼ全員が生まれて初めての演劇の打ち上げ。

浴びる程酒を飲んで、それで満足でした。

野外劇は正直いうと楽な手段でした。

 

なんせ家はあって、土地があって、

お金はかからない。

劇場にはルールがあって、大人に気を使い。

18の僕らには、それだけが納得いかなかったから…

だからルールのないここなら、と。

 

野外劇といっても、今の野外劇場にセットも組まず、転がしのハロゲンライトだけで明かりを作って、内容も今とは違うもっと、「今」を歪んで見ていた若者たちの話でした。

僕の最初の野外劇でした。旗揚げ公演はマジックです。

劇団員のほとんどが高校の同級生で結成。

しかも高校卒業後すぐだったから、珍しモノ見たさで、人は集りました。

はじめてやる野外劇、客が8人しか居ない回もありました。それでも、そこで見た景色は最高でした。僕は劇団の主宰で演出で脚本で。真ん中で挨拶して。全員が楽しむことよりも、

どうにか自分が目立とうと。そんな風に思っていました。

 

ここだって、俺の家なんだから、誰にも文句は言われないだろう。

若者だって、この街にはいないんだから、居てくれて賑やかでいいだろう。

演劇だって、かっこいいものなんだから、みんな認めてくれているだろう。

今だって、めちゃくちゃたのしいんだから、ずっとこのままでいられるだろう…

 

gekidanU結成8年目

僕はやっぱり、この街にいました。

家は街のなかにあって、やっぱりたくさん苦情を言われて、

若者は賞味期限が早くって、いつしか、誰にも相手にされなくなって

演劇は、決して、誰もが認めてくれるものじゃない。

今だっていつかは思い出になってしまうものでした。

僕は仲間も、信用も、やる気も、威厳も、若さも、全て失いかけました。

 

ずっとこのままでいい、と思ったあの時と同じ場所に立って

景色は変わっていました。たくさんのお客さん。

街の人の瞳の色も、色とりどりの照明も、立派な美術も、何もかもあの時とは変わりました。

僕は劇場の隅っこのバーに立ち、自分だけがあの時を知っていることに対し、

とても誇らしいことだと、そう思いました。

そして今この場に居る仲間達をなにより大切にしようと、そう思いました。

 

さて…11月にgekidanU初のプロデュース公演がございます。

誰でも作品を作る権利はある。

表現した対価をお金としてもらう価値がある。頭の中を物語る才能がある。

それを止める事なんて出来ないそんな世界がやっぱり感情と言葉を持った人間界だとそう思うのです。

 

僕は微力ながら、自分の持っているこの家と、

僕の何百倍も優秀なgekidanUスタッフ陣を武器に、プロデュース公演と題し、

「演劇やってみたいけど、なんかしらで、一歩踏み出せないぜ!」な演劇人を

あらゆる意味で満足させる。そんなことをしてみることにしました。

 

五本指で数えて、あーあれ楽しかったよね。

演劇楽しかったよね。

それでもいいと思います。

 

僕には人に誇れる才能なんてありません。

けども、人の話を聞く事は得意です。どうぞ、演劇を始めてみたい皆さん。

話を聞かせて下さい。

 

 

をします。

もうタイトルでしたい話終わるんですけどね。

ホント観に来てほしいんですよね。

ここまでで予約しようと思った方は読まなくても大丈夫なので、

下記より予約ください。

https://www.quartet-online.net/ticket/ahiru_shuka?m=0mgcfgf

 

まだよくわからないな、という方に向けて、

なぜ観に来てほしいかの話をこの後つらつらとするのですが、

ちょっと一旦落ち着こうかなと思うので、

昨日作った晩御飯の紹介をします。

 

(右上から

牛肉とトマトとナスのさっぱり炒め、

ホタテの豆乳味噌スープ

砂肝とパプリカとアボカドの和え物

です)

 

あー美味しそうだな、予約してみようかな、と思った方はこちらからお願いします。

https://www.quartet-online.net/ticket/ahiru_shuka?m=0mgcfgf

 

ということで本題ですが、

今回の「あひるなんちゃら」さんの出演に関しては、

「昔からすっごく好きだった劇団がオーディションをやるというので、えいやっ!と受けたら受かってしまってすごく嬉しいがんばるぞ」という気持ちです。

近年はgekidanUがそれなりに精力的だったり、お声がけいただける団体さんもできたり最近だと舞台監督のお誘いもちょこちょこいただいたりで、

オーディションを受けるってなかなかなかったのですが、

今回の公演でオーディションを開催するとのお知らせを見て、本当に瞬時に応募をいたしました。

 

あひるなんちゃらさんは「好きな劇団は?」と聞かれるとまず第一に答える劇団さんなのですが、何が面白いかというと、

「面白い人達がただ会話してるのをヘラヘラ観てるだけですごく面白い、その安心度と信頼感半端ない」

ということに尽きます。

と同時に、「これやってる役者さんメッチャクチャすげえな、いつかこういう人たちになりたいな」という気持ちで恐れおののいておりました。

そんな団体さんにですよ、出るんですよ。

こんなこと言うのあれですけど、ひっさびさに稽古でこんな緊張してます。

思ったとおり大変むずかしいです。

 

稽古からホント面白いんですけど、理屈っぽい僕は「なんでこれはこんなにおもしろいんだろう」みたいな感じでその理由を考えたりしてしまうのですが、これが大変勉強になってて最高だなと思っています。

 

その中で僕がどう面白くなるか毎回考えては滑りちらしているのですが、現状なんとなくどうすればよいかわかりだした感じがあります。

頑張って本番までに楽しい感じにして楽しくなればいいなと思っています。

なので是非是非という気持ちです。

 

そしてですね、

今回駅前劇場なんですよ。

よく「演劇やってる」と言うと「あーシモキタとかでやってるんだ」となり、「あーそうですはいそういう感じです」と答えてしまっていたのですが、始めて7年、実は一度たりともそんな演劇の街で舞台に出たことがなく、そもそもちゃんとした「劇場空間」でやったことが過去40本中半分~6割程度というアングラ野郎なのですが、晴れて初のシモキタです。
しかも由緒正しき駅前劇場ということで、続けてると良いこともあるもんだなと思います。

 

ということで、観てほしい理由でしたが、

いかがでしたでしょうか。観たくなりましたでしょうか。
下記、改めましてこちらからご予約お願いします。

https://www.quartet-online.net/ticket/ahiru_shuka?m=0mgcfgf

 

やっぱ興味わかないな、という方は、

僕ら拠点で音楽LiveやってたりProduce公演やってたりしますので、

よかったらこちらをみてください。

 

9/21 鈴木明日歌家Live企画 Vol.4 「誕生日と花曜日」

gekidanu.com/live

 

11/2〜4 アトリエ5−25−6Produce Vol.1

くちびるに硫酸#3「あの星にとどかない」

gekidanu.com/produce

 

ということで、よろしくお願いいたします!