突然のご報告となりますが、gekidanUは解散することとなりました。
また、解散に伴い、2022年8月に予定をしていた公演『LAND』も勝手ながら公演中止とさせていただきます。
これまでgekidanUを応援してくださったすべての皆様、ご支援いただきました関係者の皆様、誠にありがとうございました。
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皆様お世話になっております。gekidanU主宰の遠藤遊です。
突然のご報告となりますが、gekidanUは解散することとなりました。
皆様にこのような形でお伝えすることになり、誠に申し訳ございません。
gekidanUは僕が18歳の時に、僕のわがままで、 仲間たちとはじめて、今年で丸10年になりました。
昨年、拠点であるアトリエを手放さなければならないことが決まり、これから新しい一歩を踏み出そうと、
劇団としてはそのような段階でした。
家から飛び出した僕たちは慣れないことの連続で、衝突もあったし、意見の相違もあったりして、
それでも話し合いながら前に進んでいこうと思っていました。
その渦中で、ふと、今のgekidanUの現状に疑問を持ってしまいました。
僕は、人が好きです。人が集まる場所が好きです。
だから劇団を続けてきたんだと、少し原点に返ってみたときに、このままでいいのかなと疑問に思うことが増えてきました。
10年の歩みは、軽々と疾走してきたわけではありません。
少しずつ荷物が増えて行って、時には休みながら進んできたけど、
30歳を目前にして、僕は、単純に、ちょっと肩の荷を下ろしたくなってしまいました。
同時に、自分の人生を賭けて、別の形で人が繋がれる場所づくりにチャレンジしてみたくなってしまいました。
だから本当に最後は僕一人の思いで、解散することを決めました。
同時にこのままの気持ちで『LAND』という大切な公演を迎えることは、僕自身出来ないことも伝えました。
すでに準備を始めていた公演を途中で取りやめることの重大さは承知していますが、
それでも中止させてほしいと劇団員に願い出ました。
最後まで僕のわがままで、たくさんの人にご迷惑をおかけして申し訳ございません。
本当に本当にたくさんの人に支えられて、 たくさんの人の応援があって、拍手をもらって、進んできた道のりは決して忘れません。 gekidanUとしても、僕としても宝物のような10年でした。 本当に本当にありがとうございました。
これまでgekidanUを応援してくださったすべての皆様、ご支援いただきました関係者の皆様、誠にありがとうございました。
まだ演劇を続けていく仲間もいます。どうか、今後の劇団員の活動を温かく見守っていただけますと幸いです。
2022年6月5日 gekidanU 主宰 遠藤遊