●弔 EXPO とは?
結成以来gekidanUが公演を重ねてきた下町南千住の野外劇場を中心に行う真夏の演劇の祭典。
昨年2018年には過去最大の4団体での開催、かつ野外/屋内の2会場開催も行い、のべ411名の来場を記録した。
5年目となる2019年も新たな参加団体を迎え、2週間にわたり開催。
●主催/企画製作:
gekidanU
●日程
7月26日(金)~28日(日)
8月1日(木)~4日(日)
●会場:
南千住gekidanU野外劇場/屋内劇場(荒川区南千住5-25-6)
※写真付きの道案内を下記に記載してございます。
https://gekidanu.com/theatre
●タイムスケジュール:
◆7月26日(金)、27日(土)、28日(日)
18時30分 受付開始・開場
19時 キャンディプロジェクト 「高野聖と夜長姫」
20時15分 gekidanU 「イントロダクション」
◆8月1日(木)、2日(金)、4日(日)
18時30分 受付開始・開場
19時 舞台芸術創造機関SAI 『夢を喰むスターダスト』
20時15分 gekidanU 「イントロダクション」
※受付開始/開場は18時30分~
gekidanUのみご観劇の場合は20時~開場
※3日は劇場が隣接する南千住仲通り商店会で納涼祭が開催されます。
劇場内で無料カンパ制の出し物を予定しています
こちらも是非併せてお楽しみください。
●チケット:
(当日/予約共に)
1日通し券 3,000円
1団体のみ観劇券 2,000円
特典付きフリーパス 8,000円
(全日程回数制限なく公演ご観劇可能・枚数限定/公演オリジナルTシャツ特典付き)
●ご予約
●その他
※雨天決行。公共交通機関に影響の出る荒天の場合は、
各SNS・HP及びメールにてご連絡させていただきます。
雨天時は客席に屋根を設置いたします。
※当日は会場にてドリンクを販売いたします。
公演に際してご質問等あればお気軽にgekidanU0211@gmail.comにご連絡ください。
●参加団体/演目
【gekidanU】
2012 年に遠藤遊を中心に結成された団体。荒川区南千住を拠点に活動中。
現在の団員は遠藤遊、ヒガシナオキ、よりぐちりょうた、電気マグロ、鈴木明日歌の 5 名。
発足当初より、主宰遠藤遊の持ち物である駐車場を劇場として行う野外公演を開催。
下町の商店街に劇場を「出没」させて前は劇場、後ろは道路、横も道路、な空間を提供している。
言葉の力を重視し、「場所」とのつながりを意識した演出/創作が特徴。
また、拠点としている住宅での公演・稽古場としての貸し出しや、毎年夏に開催している演劇フェス 「弔EXPO」の開催など、「演劇」というハードを作っていくことを活動のもう1軸としている。
◆演目
『イントロダクション』
作 遠藤遊(gekidanU)
演出 ヒガシナオキ(gekidanU)
◆物語
2019年夏
空き家は壊されることになった。
毎日決まっていた夕飯の時間や
部屋とリビングを繋ぐ階段の段数
お風呂に最初に親父が入る家族の掟は
今でも、星図のように正しい。
僕は知っていた。
スナックは夜12時以降は歌ってはいけない。
メジャーデビュー直前の妹は男と2人で歩いてはいけない。
イントロダクションは最初になくてはいけない。
空き家は取り壊せば何もない場所になることも。
僕は知ってしまった。
正しさは、いつも簡単にひっくり返る。
gekidanUが描く初恋と正義の話。
◆出演
川村玲於奈
郡詩歩美
下村真梨奈
庄司悠希(演劇集団円)
鈴木明日歌(gekidanU)
関原吏紗
橙田かすみ
野口大介
横濱さくら
【舞台芸術創造機関SAI】
演劇の娯楽性と実験性の共存を追求。
カテゴライズ不可能、変幻自在のシアターカンパニー。
劇作家・演出家・俳優の倉垣吉宏を中心に、
ごく少数のアーティストで組織された劇団。
現実と虚構の中間的な世界観を基盤にした、
境界線に縛られない自由度の高い作品を特徴とする。
◆演目
『夢を喰むスターダスト』
劇作:倉垣吉宏
演出:SAI
◆物語
~時間を奪われるという事は、夢を喰われるという事だ~
物語は廃劇場に住む少女・百百が、どこにもない家で“奪われた時間”について想い馳せる所から始まる。
奪われた時間は結晶となり赤い花になる。
火星から来た蜘蛛達は花を狩る。
擬体を操り巧妙な誘惑で人々の時間を奪うその手口はこうだ。
「我等に時間を預ければ、願いをひとつ叶えよう」
願いの代償に無くすもの・・・
愛、夢、自由、希望、果ては死さえも。
無くした人たちは生き急ぎ、枯れた心は人を傷つける。
少女は決意し導きの亀と共に、火星の蜘蛛に挑むのだが・・・。
童話「モモ」名盤「ジギー・スターダスト」を元にした新作野外劇。
時間と夢の終点はどこへ向かうのか?
◆出演
常盤美妃
三國谷花
ぜん
倉垣吉宏
(以上、舞台芸術創造機関SAI)
浅野雅
琴音
紗英加
名取えりか
宮岡志衣
藤白レイミ(ウイントアーツ)
-特別出演-
渋谷翼(8/4のみ出演)
麻宮チヒロ(声の出演)
and more・・・
【キャンディプロジェクト】
主宰キャンディ江口が、2009年に立ち上げたプロデュースユニット。
同志社大学 演劇集団Qの座長を経て、出版社に就職。その傍ら社会人劇団として本ユニットを立ち上げたが、2015年に出版社を退職。現在は作家、演出、俳優を本業として活動。
近年は「ブンガク×オンガク」をテーマに、近代文学作品をエンターテイメンティックに翻案し、生演奏を交えながら上演するという試みを続け、2018年はシアターグリーンbase theaterで、2度公演を打る。
その活動は、新聞で紹介されたり、ジュンク堂書店池袋店とコラボレーションフェアが展開されたりするなど、徐々に認知されつつある。
◆演目
『高野聖と夜長姫』
原作:泉鏡花『高野聖』/坂口安吾『夜長姫と耳男』
翻案・脚本・演出:キャンディ江口
◆物語
高野 聖(たかの さとし)は、誠実で勤勉な男だ。
県の福祉局で働き、身重の妻のため家事に精を出し、高齢の両親のために温泉旅行をプレゼントする。
繰り返される日々。
緩慢に、しかしあっという間に流れていく日々。
ある日、妻が弁当にハンバーグを入れてくれた。好物のハンバーグ。
火が通りすぎ、冷えて固くなったハンバーグ。
その夜、同僚に誘われた高野は、珍しく飲んで帰ることに。
鬱蒼と茂る草木のごとく立ち並ぶビルを抜け、ネズミたちが蠢く路地裏の先にたどり着いたのは、怪しいネオンに彩られた一軒のバー。
そこで高野が出会ったのは、夜長姫と名乗る美しい女だった。
奔放で明るく淫靡に笑う夜長姫を見て、高野は胸にこみあげてくる何かを感じる。
夜長姫は、ワインを飲みながらひき肉をこね、肉汁あふれるハンバーグを焼いてくれる。
そして、階上を指しながら尋ねるのだ。
「私の寝所に行かないか」と。
キャンディプロジェクトのお送りする「近代文学シリーズ第五弾」は、幻想小説の最高峰・泉鏡花『高野聖』と、昔話調の異色作・坂口安吾『夜長姫と耳男』のクロスオーバー。
古今東西、恋愛というのは演劇や文学の主要テーマであるが、それは僕たちが生きていく上で最も心揺さぶられるものであるからだ。
男と女はどうしようもなく求めあうのに、その間にはとてつもなく高い壁が横たわっている。
僕たちはその壁を越えられるのか、いや、越えるべきなのだろうか。
◆出演
新井絢子
キャンディ江口
河田拓真
小松三久
フー
汀
矢野聖(演劇集団キャラメルボックス)
●スタッフ:
企画統括 遠藤遊(gekidanU)
演出統括/舞台監督 ヒガシナオキ(gekidanU)
舞台美術 よりぐちりょうた(gekidanU)
照明 電気マグロ(gekidanU)
音響 イワオマサアキ
宣伝美術 汀
制作 しろ。