「きっと、綺麗な赤の上で」稽古が今日始まりました。
これから約一ヶ月キャストスタッフ足並み揃え、初めての家公演に向けて進んで行きます。
gekidanUの公演に見てきていただいた方はご存知かもしれませんが、僕らはいつも駐車場を劇場にしています。そしていつも美術としてそびえ立っている家があります。
この家には普段僕が住んでいます。
17の頃家を追い出されてからもう8年です。早い。
この8年間この家には色々なドラマがありました。
友達がたくさん集って、いなくなって
彼女と同棲して、別れて
それは何も変哲もないドラマです。
ただ生活の中で生まれるものこそ、本当に僕が伝えたい物語なんじゃないかなと思っています。
泣いて笑って怒って
当たり前のことが、当たり前のように毎日起こる。感情が鼓舞する。消えたくなる日もあれば、スポットライトで照らしてほしい日もある。
それが、毎日、それが、生活、それが普通です。
わかりやすいクライマックスや見せ場やオチなんてないかもしれないけど、
生活の中でしか生まれないお話を、紡いでいきたいと思います。
「生活劇」始動します。よろしくお願いします。
遠藤遊